そのへん、うろうろ。

地図片手に、歩き回るのが好きです。

家を整える 1 《何もない》

何と言ってもショートのトラックだけで

引っ越してきたもんで、

家具も家電もほとんどももってはこなかった。

2週間経った今、

やっと生活らしくなってきた。

 

先週まで、こんなだったから。

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テーブルは、お世話になった

引っ越し屋さんから

支給されたダンボールで、

食器も調理器具もロクにない中での夕食w

ムスメは出掛けてて、

私ひとりで会社から帰って来てからの図。

主婦歴20年とは到底思えん。

画像見返すと

侘しいを超えてもう超ワルなご飯。

 

これ、どこかでこんな光景見たと思ったら

35 年程前に東京で一人暮らしを始めた

私の生活だった。

 

そうか、ここに戻ってきたのか。

と思ったら、ずっと忘れてた昔の事を

色々思い出してしまった。

 

風呂なしトイレ台所共同、

四畳半一間、光熱費は住民で折半という

(一日中家にいて、麻雀されてるところが

電気代食ってしまって、大家さんに

ちょこっとおまけして貰ってたなあ)

私以外は男性ばかりという、

なかなかワイルドなアパートだった。

 

でも、苦労を共にという感じで

熱出して寝込んでたら、

挨拶くらいしかしなかった2軒隣の人が

「お粥」を作って届けてくれたりして。

 

今思えばよく来てくれたと思うけど、

当時の友達が泊まりにも来てくれた。

 

これも結構聞く話だけど、

隣でカップルが事を始めてしまうと

アパート全体がグラグラ揺れてしまうので

落ち着かなくて10円玉何枚も掴んで

公衆電話に友達に愚痴をこぼしに走り、

壁の継ぎ目から漏れるTVの光で

同じ番組を見ている事が分かってしまい

(もちろん音もシンクロ)

見ているカップルのコメントも丸聞こえだから

何となく、今でいう「実況」的な空気を

味わえたりして。

 

家賃も安いし、そのアパートには

結構長く住んでいた。

周りからどう見られてたかわからないけど

かなり逞しかった当時の私。

朝からバイト掛け持ちで夜は学校行って、

恋愛もちゃんとしてた。

たいして危ない目にも合わなかったのは

運も良かったんだろう。

 

基本は逞しいんだなと、

で、なかなか運も強いのかもと思う。

 

さ、ゴミ出ししよう。

今日はダンボールだ。